冷え性の原因を知ることが改善の第一歩

人間は体温を一定に保つために、外気温や室温に対して対応できる機能を持ち合わせています。暑いと感じれば汗を出して身体の上がった体温を冷やし、寒いと感じれば身体の中心に熱を集中させます。冷え性とは、身体の内外の温度変化に上手く対応できない状態のことです。なぜ冷え性になってしまうのか原因について調べてみました。

もくじ

1.血行の不調
2.ドロドロ血液で身体が冷える
3.ストレスで身体が冷える
4.服装で身体が冷える
5.ホルモンバランスの影響で身体が冷える
6.まとめ

血行の不調

血行の不調の原因は様々な要因が重なって起こります。人間の身体は中心の温度を一定に保つために、血液を使って熱の放出や確保を行います。血液や血管の質が血流を左右します。

血行の不調が慢性的になると、身体が冷えて免疫力も衰え、血管も硬くなり詰まるリスクがあります。その状態が進行すると、脳梗塞や動脈硬化などを引き起こす確率が高くなります。

ドロドロ血液で身体が冷える

ドロドロ血液と聞いて、サラサラ血液がミネラルウォーターようで、ドロドロ血液がトマトケチャップのように想像します。血液だけを見ても見分けはつきません。血液は、赤血球・白血球・血小板がバランスを保ちながら構成されてます。

赤血球・白血球・血小板の質や量に、本来あるべき姿ではない変化が起こりバランスが崩れて、血液の流れが鈍くなる状態をドロドロ血液
と表現します。

水分が足りない
脱水症状やスポーツなどで大量に汗をかいた後、風呂・サウナの後、朝起きてすぐは体内の水分量が減少している状態になります。血液中の水分も失われており、赤血球が増加、血小板が結合しやすくなります。大量の水分を一度に摂らず、こまめに水分補給することがベストです。

慢性的な運動不足
運動をすることにより、筋肉が充実して血液の体内への循環を促進します。血液は熱と栄養素を運び、老廃物の回収を行います。潜在的に働いている基礎代謝、特に筋肉がエネルギー消費が大きいです。筋肉が衰えると、血液の循環が鈍くなり、老廃物がうまく排出さ無くなります。運動することで、筋肉を鍛え基礎代謝の量を増やす必要があります。

アスリートのように運動を極めるような、過激な運動は血液にとって逆効果になる場合があります。日々の生活の中で、身体を動かすことを意識して、気を付けるだけでも効果が見込めます。

喫煙
 タバコは、赤血球が酸素を運ぶ作用を弱めてしまいます。身体を維持するために、赤血球の量を増やして対応することになります。また有害物質に立ち向かう白血球の量も多くなります。血球が必要以上に多くなり血液の質が低下、さらにタバコに含まれるニコチンの働きで、血管が細くなり血液の流れが悪くなります。

食生活
食べ物には、身体を温めたり、冷やしたりするものがあります。色味が白っぽいもの、南国産の果実、糖分の多い飲み物、トランス脂肪酸を含んでいるスナック菓子、砂糖が多く含まれている清涼飲料水やお菓子、ファーストフードなどの脂質の多い食べ物は、身体を冷やします。すなわちドロドロ血液を助長するということです。

また、毎回の食事で常に満腹感を得るような食べ過ぎは、食べ物を消化するための胃に多くの血液が集まります。他の臓器へ本来供給されるべく血液が胃に集まってくるため、他の臓器へ血液が行き届かなくなり身体が冷えてしまいます。また、消費されなかったエネルギーが血糖や中性脂肪として、血液の中に蓄積されます。ドロドロ血液の要因になります。

トランス脂肪酸とは・・・液状の植物油や魚油を固めた製品の製造過程で生成される。トランス脂肪酸を多く摂取すると、血液中の善玉コレストロールが少なくなり、悪玉コレストロールが増えるため、血液がドロドロになり心臓病にリスクを高めると示されています。しかし、日本人の健康への影響は十分な根拠がありません。


ストレスで身体が冷える

日々生活する中で、様々なストレスが存在し、十人十色で人それぞれ感じるストレスは違います。生命を維持するために潜在的な活動を司るのは自律神経です。ストレスに敏感に反応する自律神経には、交感神経と副交感神経があり、相対的な働きでバランスを保ってます

ストレスは大きく分けて、精神的ストレスと肉体的ストレスの2つがあります。精神的ストレスではノルアドレナリン、肉体的ストレスではアドレナリンというホルモンが分泌されます。この2つのホルモンは血圧や心拍数の上昇・筋肉強化・脂肪分解の促進・消化や吸収の抑制に作用します。

ノルアドレナリンは、中枢神経系の青斑核でほとんど生成されます。作用する場所は、特に中枢系である脳の視床下部で働きます。イライラや怒り、やる気、恐怖、焦り、緊張などの情緒や感情を生みます。

アドレナリンは、副腎髄質でほとんど合成されます。アドレナリンは交感神経を刺激して、血管の収縮や拡張の操作をします。運動するための筋肉では、血管が拡張され血流量が増して、より多くのエネルギーを産生し運動能力が上がります。また、心臓からの血液循環も活発化します。

その反面、運動とはあまり関係の薄い指先などの身体の末端部分は、血管が収縮されて血流が制限され血のめぐりが悪くなります。また、腎臓、胃や腸どの活動も抑制され、消化、吸収、排便、利尿機能も制限されます。

ノルアドレナリンとアドレナリンの合成する順番は、ノルアドレナリンが先です。脳でイライラや怒りなどの精神的ストレスを感じると、脳が副腎髄質へアドレナリンの分泌を促し、交感神経を刺激して身体を守るための興奮状態を作ります。

アドレナリンの分泌が運動などの短い時間であれば身体への影響は少ないです。イライラや怒り、焦り、緊張など精神的ストレスが長くなると、身体全体の血行不良で身体が冷えてしまいます

服装で身体が冷える

服装は季節によって替えるのは言うまでもありません。肌の露出の多い服装は身体が冷えるというのは予測がつきます。特に女性に多いのは、冷え性対策でばっちりケアしたつもりでも、体型を気にして、締め付けの強い矯正下着やガードルなどを着用していることがあります。

締め付けの強い衣類は、血管を外部から締め付けて血行を悪くします。靴やブーツなどは、足の指が動く程度の余裕があるものがベストです。特に冬は、ブーツを履く機会が増えます。ストッキングの上からソックスを履くと足先の保温と足臭の予防になります。

ホルモンバランスの影響で身体が冷える

ホルモンバランスとは、違う働きのある2つの女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が一定の周期で分泌量の増減を繰り返して、妊娠・出産という女性特有の機能形成を保っています。エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌は脳にある視床下部という生体機能の中枢からの指示が卵巣に働き分泌されます。

更年期を迎えると、卵巣の働きが衰えてエストロゲン(卵胞ホルモン)が産生が減少します。視床下部はエストロゲンを分泌させようとフル回転になります。卵巣には、視床下部の期待に応えられる力がありません。女性ホルモンの分泌量の増減バランスが崩れることになります。

視床下部には身体の機能を司る中枢が絡み合っています。ホルモンバラスが悪くなると、自律神経に影響を与え、自律神経も乱れて身体が冷える要因になります。また逆に自律神経の不調からホルモンバランスが乱れる場合もあり、脳の視床下部にある各生体機能の中枢へ影響を与え、身体に不調を及ぼします。

まとめ

冷え性になる原因は、生活習慣からの影響が大きいです。食べものやストレス、運動不足と少し意識するだけで結果が変わってきます。例えば、少し大股で胸を張って歩くと背筋が伸びて前向きな気持ちになり、血行が促進されます。

ため息をつくと幸せが逃げるなんていう都市伝説があります。ため息は息を長く吐きだすことで、身体を緊張状態から解放して、リラックス効果があります。血行改善が見込めるということですね。

でも、無意識にため息を多くついていたら、それは何らかのストレスのサインです。やはりストレスを溜めないことがベストですね。

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