身体の不調は冷え性が原因? 甘く見てると大病をわずらうかも



冷え性とは、特に筋肉量が少ない女性に多くみられる症状です。身体の痛みや不調の原因が、冷え性と感じる人は少ないと考えます。身体各所の痛みや不調だけから逃れようと、その部分だけを改善しようとしてませんか。

冷えは万病の元と昔から言い伝えられてきました。西洋医学で冷え性とういう診断はされてません。東洋医学では病気につながる要因の一つとして扱われます。我が国の病院は、西洋医学が礎になってます。冷え性専門病院は、ごく最近かと思います。

あなたは身体の冷えを感じますか。温かく防寒すれば大丈夫なんて思っていませんか。身体の冷えを放置しておくと、大病を患うかもしれません。

もくじ

 

冷えが原因と連想出来ない身体の変化

手足の指先が冷たいと感じれば、もしかして冷え性かなと連想することができます。しかし、肩こりがひどい・腰や関節が痛い・手足がむくむ・すぐ疲れる・肌が荒れる・目の下のクマが消えない・体臭が気になる・ストレスを感じやすくなる・胃腸の調子が良くない・体力がなくなり、疲れやすい・よく眠れない・生理不順・風邪をひきやすい・集中力の低下などの症状があっても、冷え性が原因とはなかなか結びつかないものです。

この身体の変化こそが、冷え性と密接に関係しているのです。冷え性とは、様々な要因が重なり血行の不調により血液が上手く流れない。身体が熱をうまく産生できないことで起こる症状です。

 

冷え性の代表的な症状


◆四肢末端冷え性
手足の指先が冷たくなる症状です。冷え性の最も代表的な症状です。過度のダイエットや偏った食生活による栄養不足や運動不足で熱エネルギーの産生が不足します。体温維持のため、身体の熱を放出しなよう血流を減少させてしまう防御反応が原因とされます。ザ冷え性という感じですね。


◆内臓の冷え性
運動不足による筋力低下や低血圧が原因の冷え性です。お腹が常に冷えている状態です。内臓の血行が不調で栄養分を吸収できず熱エネルギーの産生が著しく低い状態です。身体の中心体温が低い状態ですが、手足は温かいので自覚がむずかしく、気づきにくい症状です。


下半身の冷え性
腰から足先まで広範囲に冷えを感じる症状です。腰や臀部で下半身の血管を調整する神経が圧迫され、血行が不調になることで起きる症状です。のむくみが常態化していることが多いようです。


◆身体全身の冷え性
人間は恒温動物であるということは、学校で教わった記憶があります。恒温動物は外気温に関係なく、自分の体温を一定に保てるように自律神経の働きで体温を調整する機能を持ってます。活動中や緊張、興奮状態で優位になる交感神経、休息時やリラックス状態、睡眠時に優位になる副交感神経の2つの神経が、潜在的にバランスを保って働いています。

交感神経と副交感神経の良好なバランスは、人間関係などの精神的なストレス、過剰なダイエットなどの物理的なストレスや不規則な生活の蓄積により、良好なバランスが崩れてしまいます。

気温が下がると、身体は体温を保つために交感神経の働きで、末端である手足の血管を収縮させて血流を細くして、熱の放出を抑え、身体の中心すなわち内臓の熱が下がらいように機能します。

この良好なバランスが崩れた状態では、気温が下がって寒いと感じても交感神経が作用せず、血管は広がったままで熱を放出し続けます。何かタイミングで身体が寒いと感じた時に、周りの人よりも強く冷えを感じます。


◆局部的な冷え性
二の腕だけ、太ももの外側だけ、背中の一部だけ、かかとだけなど、身体の一部のみが冷える症状です。神経系や循環器系の障害がある方が多いようです。内臓の冷えから派生している場合もあります。

 

睡眠不足は四肢末端冷え性が関係している!?

手足の先が冷たくて、寝つきが悪かったり、熟睡できず疲れがなかなか取れないなど、睡眠不足が慢性化して、日中眠くなったり、集中力が散漫になることがあります。

人間の身体は、深い睡眠に入る前に体温を放出して、熱を下げる構造になっています。身体の熱を下げるために血液の循環を使います。

人の身体は、深い眠りでリラックス状態になり脳に溜まった老廃物を洗い流し、緊張状態が続いて傷ついた血管の修復を行います。これらが毎日行われることで、目覚めよく活力に満ちた朝が迎えられるのです。

身体の熱は、手のひらと足裏から放出されます。四肢末端冷え性で常に手足が冷たい、すなわち血の巡りが悪いと、身体の熱を放出すべく血液が巡らないため、常に脳が働いている状態になります。

血管も緊張状態のままです。想像してみてください、睡眠不足が慢性化して自分の身体が24時間、365日休みなく活動していたらどのようになるのでしょうか。脳には老廃物が蓄積され、血管は修復されず、加えて血のめぐりが悪い、動脈硬化のリスクが高まり、心臓病や脳卒中の発症確率が著しく上がります。

 

自覚症状の無い内臓の冷え性、放置で大病を招く危険性

内臓の血行が不調になると、飲食物が上手く消化されません。熱エネルギーへの産生が低下、生命を維持する様々な栄養素の吸収、運搬も低下します。低体温に陥りやすく、免疫力の低下により病気にかかるリスクが増します。

腎臓の冷えで膀胱炎のリスクが高まります。特に女性は身体の構造上、尿道が短く肛門に近く細菌感染のリスクが、男性よりも高いです。通常臓器周辺の体温が約37度前後であれば、細菌の感染・繁殖は無いとされてます。冷え性により代謝が低下して、膀胱内の粘膜が約32度くらいになると、細菌が繁殖するには適温となり活発化、膀胱内で炎症が起きてしまいます。

そのほか、子宮が冷えると子宮筋腫になってしまうリスクがあります。子宮筋腫はガンとは違い、良性の腫瘍です。生理時の経血の量が増加がある。血の塊りが出る。原因不明の腰痛や腹部の痛みなどの症状がでてきたら、もしかして子宮筋腫かもしれません。

子宮筋腫は良性の腫瘍だから、深刻になることはないと思っていませんか。子宮筋腫が大きくなると、生理痛が重くなる、下腹部や腰の痛みが増大する、経血が大量になり貧血を起こすことがあります。さらに頻尿、流産、不妊にも影響があります。冷え性で血流の悪い状態を改善しなければ、子宮筋腫は大きくなり、切除手術を繰り返すことになります。

内臓の冷え性は、身体の表面は温かいので、冷たいという自覚症状がありません。肩こりがひどい、手足がむくみがとれない、寝つきが悪い、目覚めがつらい、肌荒れなどの肌トラブルが多くなる、胃腸の調子が良くないなどの症状があれば、内臓の冷え性を疑ってみてください。

 

まとめ

冷え性を生まれながらの体質だからと、冷え性の改善を半ばあきらめている、もしくは軽視している方々を見受けられます。冷え性の母親から、冷え性になりやすい赤ちゃんが生まれるのでは、と考えられるようになりました。しかし医学的に解明されている訳ではありません。

冷え性のほとんどは、後天的な事象からなる症状です。運動不足や生活習慣の乱れ、ストレスの蓄積、過度なダイエットなど食生活の偏りなどが原因とされてます。

特に、女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、冷え性になりやすい傾向です。女子中高生の制服をみて感じるのですが、真冬でもスカート、しかも素足です。

制服にあこがれて入学する人もいるようですが、若いころの無理が加齢するにしたがって、冷え性を発症することが少なくありません。制服のあり方も一考する必要があると思います。冷えは万病の元です。女性の身体を守り、ファッション性のある制服の導入を関係者に期待します。

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