冷え性改善、意外と知られていない炭酸水の効果


近ごろ話題の炭酸水、ダイエットの必須品としての地位を確立しつつありますが、ダイエット以外にも身体イイことがあるようです。気になったにので調べてみました。

そもそも炭酸水とは

炭酸水で思い浮かぶのは、「スカッと爽やか〇〇」なんていうフレーズが思い出されます。スポーツの後などノドの潤す爽快感はたまりません。CMで流れている商品はほとんど炭酸水にフレーバーや砂糖などの甘味料を加えた炭酸飲料なのです。

炭酸水は、水に二酸化炭素を溶かしたものです。味はほとんどなくお酒や他の飲み物の割材のイメージが強いです。炭酸飲料に比べて一本当たりの単価もリーズナブルです。

二酸化炭素は体内から排出するもの

人間は、この世に誕生すると酸素を吸って二酸化炭素を吐きだします。この繰り返しが呼吸です。身体の中では生きるための代謝活動が必要であり、そのエネルギー源としてより多くの酸素が必要になります。

体内の脂肪などを燃焼させることによりエネルギーを得ています。燃焼後は二酸化炭素が体内で発生、それを吐きだしているということです。

身体に不必要な二酸化炭素をあえて摂りいれることにメリットがあるのでしょうか?なんか不思議な感じがします。

こんなシンプルな炭酸水の嬉しいメリットとは

炭酸水の嬉しいメリットは、大きく分けると血行促進疲労回復です。この2つの基本的なメリットから波及して様々な効果が期待できます。

血行促進

本来排出すべき二酸化炭素を炭酸水で摂取すると、脳は「血液中に酸素が足りていない、酸欠状態」と判断して、基礎代謝を維持するために、より多くの酸素を取り込むよう血管を拡張して血液量を増やそうとします。血管が拡張すると血液が流れやすくなり、血行が促進されます。

血行が改善されると、血液によって身体の各所で必要な酸素、栄養素がスムーズに運ばれ新陳代謝が促進されます。また、血液は新陳代謝で産出される古い細胞や脂肪カスなどの老廃物や二酸化炭素を受取り、肝臓や腎臓の働きで尿や汗になり、二酸化炭素は肺から体外に排出されます。

疲労は3つに分類される

疲労とは、肉体的疲労・精神的疲労・神経疲労と大きく3つに分類されます。肉体的疲労の主な原因とされるのは、代謝活動の担い手である筋肉を動かすエネルギー不足と疲労物質である乳酸の蓄積です。
 
糖質が分解されてエネルギーになる時の産物として乳酸が産生されます。乳酸が多く蓄積されると酸性に弱い筋肉のパフォーマンスが低下してしまいます。それが疲れやだるさ、筋肉の張りとして表面化します。

また、長時間同じ姿勢を続けたり、一部分の筋肉が緊張し続けるとそこに乳酸が蓄積して筋肉の活動が低下してしまいます。適度な運動などで筋肉を動かすことをしないと、筋肉は凝り固まり、ますます弱くなっていきます。

精神的疲労は、外部的な要因で人間関係やストレスの蓄積が原因とされる心の疲労です。神経疲労は、物事を集中して考えるなど視神経や脳の緊張状態が続くことによる、頭に疲労です。

疲労回復

炭酸ガスは、抗酸化作用の働きで疲労物質である乳酸を中和し、身体の酸化を防いでくれます。また、炭酸ガスに含まれる二酸化炭素が血液中に多くなると酸欠状態を回避するため血管を広げて血液の流れを改善します。

血流が良くなることで、新陳代謝が促進されエネルギーを産生、デトックス効果で老廃物が体外に排出されることにより、疲労を回復していきます。

炭酸水のメリットから派生する効果

冷え性改善

冷え性の正体は、末梢血管が収縮して血行が滞ると熱が身体の末端まで行き届かなくなります。身体は熱を逃がすまいとして末梢血管を収縮し続けるため、冷えた状態が続きます

血液は心臓から酸素や栄養分、新陳代謝で得たエネルギーを身体のすみずみまで届け、余分な水分や老廃物、二酸化炭素などを回収していきます。血行が悪くなると身体に不必要な余分な水分や老廃物、二酸化炭素の回収が上手くいかず、そこに滞留してしまいます。血流が悪いので、新しい熱の供給量が、滞留して放熱された血液を十分温めることができなくなり、冷えた状態が続きます

二酸化炭素を必要以上に身体が吸収すると脳は酸欠状態を察知して血管を広げ血流を多くし、新陳代謝を促進させて酸素を多く取り込みます。炭酸水に含まれる炭酸ガスが体内で発泡し二酸化炭素が発生します。二酸化炭素を多く摂取することで、血流が改善され末梢血管まで血液が行き届き循環するので、冷え性の改善につながるということになります。

生理痛改善

生理痛の原因は、滞留している経血を子宮が収縮して排出するときに生じる痛みです。骨盤まわりの血流が悪いと子宮の働きが低下します。しかし身体は経血の排出を促し続けるため子宮はより強く収縮をして経血を排出しようとします。その時に痛みの個人差はありますが、生理痛が発生します。

炭酸水を飲用することで、血行が良くなります。血の巡りが良くなれば生理痛も改善されるということです。女性は昔から「お腹まわりは冷やさないように」と初潮を迎えたころから教えられます。血流の低下を防ぐための知恵であったのでしょう。日頃からのケアは大切です。

肩こり解消

肩こりの原因として主なものは、長時間の同じ姿勢や運動不足、ストレス、筋肉疲労などがあります。元をたどれば血行不良が肩こりの原因と行き着きます。

炭酸水を飲用することで、血行不良が改善されて新陳代謝に活気がよみがえり、肩こり解消の手助けになることでしょう。

炭酸水を上手に飲んでメリットの恩恵にあずかろう

炭酸水を飲用することで、身体は血管を拡張して血液を流れやすくして血流改善が見込まれます。炭酸水のメリットを生かすために、効率の良い飲み方を心がけましょう。

飲むタイミング

炭酸水を効率よく摂取するタイミングは、小腸が活発に活動している時が最適です。食べ物を摂取すると、胃で身体に栄養素を吸収しやすくするように消化され小腸へ送り込まれます。小腸で消化がはじまると栄養素や酸素を吸収して血液に流し込まれます。

このタイミングに炭酸水を小腸までダイレクトに届け、温まっている小腸で炭酸ガスを発生させてすぐ吸収、二酸化炭素が血液中に必要以上に多くなり、身体は酸欠状態と認識して血管を拡張させて血流の増やして酸素をより多く取り込むよう反応します。その結果血流が改善されます。

胃での消化時間は食事後2~3時間が平均的といわれてます。てんぷらや肉など脂分の多い食事をされた場合は4~5時間くらい要します。

飲む温度

炭酸水は「スカッと爽やか」のイメージが強いです。キンキンに冷やしてゴクゴクとノドをならして飲んでいる姿が想像できます。人間は恒温動物ですので、体温は常に一定であることは言うまでもありません。

キンキンに冷えた炭酸水に限らず冷たいものが体内に入ると、身体は深部体温を下げないよう即座に反応します。すなわち熱を基礎代謝が低下しないよう集中させるということです。熱は血液で運ばれます。生命の維持に支障がでない部分の血流を制限して熱を確保します。手足などの末梢血管を収縮させて熱を確保してしまうのです。

炭酸水の血流改善効果が期待されているにもかかわらず、キンキンに冷やしたものを飲用すると深部体温が低下、深部体温を戻すために炭酸水の効能を使い果たしてしまいます。個人差はありあますが、身体に負担をかけない程度に冷やすか、常温で飲用することが望ましいです。

飲む量

ダイエットを目的にしている場合は、1回に500ml程度の炭酸水を食事ごとに飲用します。血流を改善して、代謝を向上させて身体の冷えとりに期待する場合はそこまで多くなく、1日合計1000mlくらいを4~5回に分けて飲むことが望ましいです。

効果を期待して大量に摂取すると腎臓等に負担がかかりむくみの原因になったりもします。一度に大量摂取するよりも、コンスタントに毎日続けることが肝心です。

メリットが期待できる炭酸水とは

血行促進などメリットを期待するなら無糖の炭酸水を飲用します。毎日継続して飲み続けるものなので糖質など甘味料が入っていないものがベストです。

炭酸もきつめ「強炭酸」のものが良いでしょう。炭酸ガスを強めてあるという意味なのでそれだけ二酸化炭素の発生も多くなることが期待できます。

まとめ

◇炭酸水は血流を促す効果が見込まれ、冷え性の改善につながる。
◇炭酸水は無糖で強炭酸のものを常温で飲用する。
◇飲むタイミングや量、温度などに注意して、体調と向き合いながらの上手に飲む。
◇効果を期待して大量に飲用すると逆効果の場合がある。
◇継続して飲み続けることも大切であるが、一度に大量の摂取は逆効果の可能性あり
◇毎日の規則正しい生活やバランスのとれた食事、運動などと併用することが冷え性改善の近道である。

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